という疑問を持っている方へ
- 中国産の野菜が危険だと言われている理由
- 中国産の野菜の安全性
- 中国産の野菜が安い理由
- スーパーで野菜を選ぶ際に注意すること
についてご紹介します
中国産の野菜が危険だと言われる理由
2002年の報道が発端
発端の事件はご存じの方もいるかもしれませんが
2002年3月16日に
民間団体から中国産冷凍ほうれん草から基準値を超える残留農薬(クロルピリホス)を検出したと報道されたことから始まっています。
ここでみなさんは

うわー、中国ってやっぱり信用できない!

中国産の野菜って危険なんだ、買わない方がいいな
と思ってしまう方が大半でしょう
しかし!あなたは
- クロルピリホスがどういうものなのか
- どういう使い方をされているか
- 中国産の輸入野菜についての詳細
について調べましたか?
ちゃんと調べた人については

なんだ、そういうことだったのか~
と事実についてきちんと把握したうえでスーパーに行って買い物ができますが
調べていない人は
- 情報操作に惑わされ
- マインドコントロールされる
可能性が高く、消費者として損してしまう人です
私はこのブログで何度も言っていますが、
ニュースや噂は必ず最初は疑いましょう
この事件について少し深堀してみましょう
クロルピリホスって何?
クロルピリホスとは毒性の強い有機リン系の化合物のことで、
有機リン酸系殺虫剤として使われている農薬のことです
大量に摂取してしまうと
頭痛・筋肉の攣縮・衰弱・発汗・流涎・肺水腫
を引き起こすとされている毒物だそうです
家庭菜園などをされたことのある経験のある方はご存じかと思いますが
農作物の天敵は虫です
1つや10個を育てるならば人間の目で一つ一つ虫を除去できるかもしれませんが、
農家のように何ヘクタールのある土地の作物を一つ一つ目で確認して
虫を除去することは不可能ですよね?
つまり、農家の人は殺虫剤という農薬無くして大量の農作物を育てることは不可能なわけです
ですが、農薬を大量に使ってしまっては農作物に害が出なくても
人間に害が出てしまいます
そこで、政府や各機関が農薬の使用方法や基準を明確に出しているわけです
クロルピリホスが使われている野菜
厚生労働省のサイトからクロルピリホスが使われている野菜などを調べてみると
- リンゴ
- 桃
- なし
- みかん
- ブルーベリー
- だいこん
- キャベツ
- はくさい
- たまねぎ
- 大豆
などなど他にもたくさんの作物で使われています
それぞれ、使用方法や使用回数の目安等が定められています
詳しくはこちらを参照にしてください↓
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000494320.pdf
クロルピリホスの基準値
ほうれん草の食品衛生法によるクロルピリホスの基準値は
0・01ppm
とされていますが、当時検出された量は
6倍から9倍の
0.06~0.09ppm
だったとされています。

6倍から9倍ってやばいでしょ
ハイ!待ってください!
他の作物の基準値はどうでしょうか?
基準値 | |
はくさい | 1.0 |
キャベツ | 0.05 |
こまつな | 1.0 |
ちんげんさい | 1.0 |
ブロッコリー | 1.0 |

え!今回のほうれん草の基準値より高いじゃないですか!!
そうなんです、上記の野菜以外でも今回のほうれん草の基準値より上の野菜はたくさんあります
ですので、今回紹介したほうれん草の基準値超えに関しては、
違反は違反だけど人体に関わるほどの違反ではない
ということになります
- 日本のメディアが大げさに取り扱っている
- メディアの情報を鵜呑みにする消費者が大量にいる
- 中国で作っている=危険というイメージが先行している

他人の情報をただ鵜呑みにするのではなく、自分で調べるという習慣が大切ですね!
中国産の野菜は危険?安全?

中国の検査ってなんかゆるそうだし、いい加減そうですよね・・・
だから野菜も危険なんじゃないですか?

結論から言うと中国産の野菜はほとんどが安全です!
これを紐解くにはまず輸入野菜がどのように検査されているのかを知る必要がありますね
輸入野菜の検査の仕組み

これらを経てから皆さん消費者の手元に届くことになります
つまり、輸入野菜の検査の仕組みは
中国による検査だけでなく、
日本の政府の検査、日本の企業による独自の検査
を経てから皆さんの食卓に届くよう安全に設計されているのです
ですから、これらをくぐりぬけて農薬まみれの粗悪品が消費者に届くことはほぼないということですね
厚生労働省の情報でも
中国で日本へ輸出される食品は、
土づくり、ほ場、運搬、製造、出荷まで工程ごと
に厳しく管理されている。中国国内で流通する
食品(中国の基準に従うもの)とは、別のもの
としていますね。
つまりは、
日本主導のもとで生産を行い輸入をしている
中国と日本両方で検査を行い、パスしたものだけが日本で流通している
ということになりますね
中国の輸入野菜の違反率
輸入野菜の違反率とは
簡単に言うと輸入の検査で引っ掛かる確率を表したものです
これについて中国の輸入野菜の違反率について厚生労働省は、
中国から輸入される食品については、令和元年度において、約84万件の輸入届出件数に対して185件の食品衛生法違反があり、違反率は0.02%でした。一方、全輸出国における違反率は0.03%であり、中国からの輸入食品の違反率が特に高いという状況ではありません。
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000072466.html
「輸入量の割に検査が少なすぎる!!90%以上の輸入食品が無検査だ!安全なわけがない!」
と言っている方もいるようですが、私の意見としては

何百万トンとある食糧のすべてをどうやったら全て検査できるんですか?
日本の自給率が低い以上、輸入に頼らざるを得ないんですし、もし輸入をやめさせたらあなたは日本国民の食糧をまかなえるんですか?
と言いたいです。
違反の内容については農薬の基準値超えから、指定外添加物が検出されたなど様々です。
これらを公表している点で、きっちり検査がされている安心感はありますね。
厚生労働省 令和2年度 輸入食品違反事例
中国産の野菜が安い理由

中国産の野菜が安全なのに安いのは何で?
中国産の野菜が安い理由は、
中国で作る方が
- 人件費
- 原材料
- 輸送コスト
が安いからです
野菜を作る基本は中国であろうが日本であろうが同じです
土を耕して、種をまいて、水をやって、肥料をやって…
基本が同じであればコスト削減できるのは上記の3つということになります
他で考えてみると、洋服なんかがそうですよね
このデザインならここにミシンをいれてこれとこれを縫い合わせて…
最近では中国の人件費等があがってきているせいか
ベトナム製をよく見ませんか?
同じ洋服を作るのであれば削減できるのは人件費や輸送コストです
基本が同じであれば安く作れた方が利益が上がるし安く販売できるというわけです
日本の農作物はブランド品
日本の農家さんが作っている品質が高いというのも
中国産の野菜が安く見える原因の一つです
ニンニクで例を出してみると
この記事を作成している日を基準にすると
- 中国産のニンニクは3個で108円程度
- 日本のニンニクは1個で358円程度
3倍近く違うんですね😅
調べてみると、にんにくは土づくりから重要で肥料にも大金がかかるそうで
日本の農家さんは農薬を使わず丁寧に育て上げていることから値段が高いのです
中国では農薬が禁止されておらず、大量生産できるのだとか
日本の農家が外国産の野菜に勝つためには
ブランド化
が必要です。
安全で高品質な国産
というブランドで売り出せば日本の消費者は買ってくれるというからくりですね
スーパー側も消費者の動向を常にチェックしていますから
国外産より国産の方が安心して食べられる
という消費者の需要と供給のバランスを見て販売して利益をださなければならないので
できれば値段の高い国産を売り出したいですよね
- 中国産の方がコストが安く作られているから
- 日本の野菜(ブランド品)に比べると安く感じてしまうから
- 国産が安心という日本人の需要をスーパー(販売者)が知っているから
まとめ
これまで色々中国産は比較的安全だ、安く見えるだけだなどと言ってきましたが
私は決して中国産を買えなどとは言いません
なぜなら
安心と安全は違うからです
ただし、自分から何の情報も得ず、
噂や周りの人が言っていることに合わせて
- 中国産は安いから危険だ
- 中国産はやめておこう
という考え方はやめましょうと言いたいです
また、あからさまに中国産は危険がいっぱいなどと
消費者の不安を煽るように紹介しているブログや情報サイトにも気を付けましょう
根も葉もない理由をつけて消費者を煽る人の意見を聞くより
自分が信頼できる情報源から情報を得たり、
幅広く情報収集する方がよっぽどいいと思います。
ですので、情報を色々得たうえで

やっぱり中国産より国産を選ぶわ!
家族には安全より安心して食べてもらいたい!
という意見には大賛成です。

国産であれ、国外産のものであれ、自分が納得して買った食材を食べた方が安心して食べられますよね!
コメント