という疑問を持つあなたへ
私も同じ疑問をもちながら最近「孫子の兵法」を読みました。
結論として、
すべてこれらの疑問が解決しました!
- 今度孫子の兵法を読んでみようかなあ・・・
- 孫子の兵法のどの解説書を読んだらいいかなあ
- 本を読むのはかったるいから軽くサイトで見たいなあ
と思っているあなたへの記事です😎
この記事では、「孫子の兵法」を読んだことのない人でもわかりやすく
「孫子の兵法」ってどんなものなのか?というまとめを紹介していきたいと思います
孫子って何者?
孫子って人の名前じゃないんですか?
私も孫子っていう人がいてその人の書いた本だと思っていました・・・
正しくは
「孫子」は本の名前です!
孫子曰くという形で文が始まっていますが、孫子という人は誰だかわからないのです。
作者は孫武という呉の国の武将と言われています。
孫武という人物が書いたという確証はないのですか?
ありません!
今でも「孫武が「孫子」の作者なのか?」「そもそも実在したのか?」
という議論が繰り広げられており、結論は出ていないのです。
司馬遷が「孫子」の作者は孫武だと言っているし、
孫武は「孫子」の作者ではないという書簡はないのだから
「孫子」の作者は孫武でいいんじゃない?🙄
という感じで決まっているだけのことなのです。
まあ紀元前の話ですし、それだけの証拠が出てくること自体が難しいですよね・・・
私は未来の人がタイムマシンで過去に行って書いたものではないかというSFを想像しています(笑)
「孫子」が書かれた時代
孫子が書かれたのは中国の春秋時代です。
紀元前722年~紀元前473年です。
三国志とか、キングダムとかの時代との前後がわからないんですけど・・・
中国の時代変遷をまとめてみましたぞ
中国の時代 | 年 | 作品 | 有名人物 |
殷 | 紀元前1449~紀元前1046 | 封神演義 | 帝辛、妲己 |
周 | 紀元前1046~紀元前771 | 封神演義 | 太公望 |
春秋戦国時代 | 紀元前771~紀元前221 | キングダム | 孟子、孔子、孫武、白起 楽毅、王翦 |
秦 | 紀元前221~紀元前206 | ラストエンペラー | 秦の始皇帝(嬴政) |
漢(前漢・後漢) | 紀元前206~263年 | 項羽と劉邦 三国志 | 劉邦、項羽、劉備、曹操、孫権 |
「孫子」が書かれたのは
「キングダム」が書かれている時代の少し前
ということになりますね。
つまり、今から約3000年近く前に書かれた書物ということになります。
3000年前に書かれた本を現代でも読まれているというのは本当にすごいですね・・・
孫子の兵法に影響された人物
孫子の兵法に影響を受けた人物は「孫子」が書かれてから現代にいたるまでの約3000年間でたくさんいます。
日本の戦国武将で言えば
徳川家康、武田信玄、北条氏康、竹中半兵衛、黒田官兵衛、真田幸村など
誰もが聞いたことのある有名武将ばかりです。
現代で言えば
野村克也さん(元ヤクルト監督)、孫正義さん(ソフトバンク社長)、盛田昭夫さん(ソニー創業者)
ビル・ゲイツさん(マイクロソフト開発)
これも誰もが聞いた事のある有名な人達ばかりです。
ここで気づいてほしいのは
約3000年の間に時代の変化が起きているのにも関わらず読まれている点です
成功者がその本を読んで成功したということは
その本を読んで損はないということですよね
ビジネスや他のことで「成功したい!」と思っている人がいるなら
成功するためのキッカケをつかむためにも読んだ方がいい
ということから
「孫子」=読んだ方がいい本
となっているわけですね。
孫子の兵法の特徴
「孫子」が書かれていたのは戦(いくさ)や戦争をしている時代ですので
戦(いくさ)に勝つためにかかれたものだし、現代で読んでもそのやり方は通じないんじゃないの?
と思っていました。
孫子の兵法が現代でも通じる特徴があったので紹介していきます。
全部で13篇
孫子は全部で13篇で構成されています。
第1篇~第3篇 「戦いの準備」
第4篇~第6篇 「戦略の基本的な考え」
第7篇~第12篇 「さまざまな状況での戦略の立て方」
第13篇 「情報の対策」
について書かれています。
具体的には
- 第1篇 計篇 「準備の兵法」
- 第2篇 謀攻篇 「計画の兵法」
- 第3篇 作戦篇 「お金の兵法」
- 第4篇 形篇 「不敗の兵法」
- 第5篇 勢篇 「統率の兵法」
- 第6篇 虚実篇 「必勝の兵法」
- 第7篇 軍争篇 「幻惑の兵法」
- 第8篇 九変篇 「逆境の兵法」
- 第9篇 行軍篇 「分析の兵法」
- 第10篇 地形篇 「賢将の兵法」
- 第11篇 九地篇 「逆転の兵法」
- 第12篇 火攻篇 「詰めの兵法」
- 第13篇 用間篇 「忍びの兵法」
となっています。
ただ勝つためのマニュアルではない
孫子の兵法の特徴として戦略書であるにも関わらず
「好戦的ではない」
ということにあります。
「よっしゃ〜、敵が攻めてきたぞ!いくさだ!やるぞー!」という感じではないということですね。
孫子の兵法の中での戦う目的とは単に勝利することではなく、
「何らかの利益を得る」
という前提のもとに兵法が書かれています。
つまりは、勝てればそれでいいということではなく、勝って利益を得ることが第一目的なわけです。
そして利益と損失の勘定をして、
「できるだけ損失を出さない」
ことが最良の戦略とされています。
まとめると、「孫子」は
できるだけ損せず、何らかの利益を得て目的を達成する(勝つ)方法
が書かれている兵法書です。
みんな損はしたくないし、目的を達成するんだったら何かしら利益が欲しいですよね?
そんなみんなの希望に答えた本になっており、
しかもウマい情報が簡潔な文章で書かれているのですから、長年みんなの愛読書として読まれてきているのだと思います。
超ベストセラーの秘密
何で現代でも有名な人や成功者に「孫子」は読まれているのでしょうか?
孫子の兵法には具体的な戦法は書かれていません。
つまり、「魚鱗の陣で攻めてきたら鶴翼の陣で応戦せよ」というような具体的なことは書かれていないのです。
孫子の兵法では、
この状況なら、この発想で戦いなさい、あとは臨機応変に戦いなさい
ということが書かれているだけなのです。
一見すると曖昧でわかりづらいように感じるかもしれませんが、
基本的な考え方を踏まえたうえで自身で応用していく
というやり方が現代のビジネスをはじめ、さまざまな分野で活用できるものになっているのです。
孫子の兵法まとめ篇
- 「孫子」は本の名前で孫武という人が書いたと言われている本である。
- 「孫子」が書かれた時代は中国の春秋時代で「キングダム」の時代より少し前。
- 孫子の兵法は、できるだけ損せず、何らかの利益を得て目的を達成する(勝つ)方法が書かれている。
- 孫子の兵法は全部で13篇あり、基本的な考え方が書かれていて自身で応用して使うべきものである
- 「孫子」は約3000年もの間あらゆる人物に読まれているベストセラー本である
- 「孫子」に書かれている考え方を応用してあらゆる人物が成功をしている
おすすめ孫子の兵法書解説本
皆さんも「孫子」を読んで目標達成への足掛かりにしてはいかがでしょうか?
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