といった要望や疑問のあるあなたへの記事です。
この記事では
- 中国語のライティングが上達する方法
- 日記を使った具体的なライティングの勉強の仕方
- ライティングが会話の能力に繋がる!
という方法を紹介していきます。
ライティングの勉強には日記がおすすめ
![](https://xiaoguiblog.com/wp-content/uploads/2020/10/man_question-e1607924996318-150x150.png)
中国語のライティングの勉強には何の参考書を使えばいいのでしょうか?
よくこの質問を受けます。
私はこの質問をする方には必ず
![グイさん](https://xiaoguiblog.com/wp-content/uploads/2020/09/C164161B-2DAB-4F0D-BE74-1AD922EB7BC5.png)
あなたはライティングの勉強を通して何を身につけたいのですか?
と質問するようにしています。
なぜならライティングの勉強を通して身につけたいものに違いがあるからです
大きくは3つだとおもいます
- 文章の組み立て方をスムーズにできるようになりたい
- 和訳(中→日)の問題を解けるようにしたい
- ライティングの勉強をしたら何かしら身につきそう
3つのなかでも
和訳(中→日)の問題を解けるようにしたい
という方は
各種検定の問題集を解いた方がいいと思いますよ
と勧めています。
なぜなら各種検定(中検、HSKなど)の問題形式にあった方法で勉強した方が近道だからです。
他の
- 文章の組み立て方をスムーズにできるようになりたい
- ライティングの勉強をしたら何かしら身につきそう
という方は私は日記を書くことをお勧めしています。
私自身も日記を書く勉強を始めたのは中国語教室の先生の勧めからでした。
![グイさん](https://xiaoguiblog.com/wp-content/uploads/2020/09/C164161B-2DAB-4F0D-BE74-1AD922EB7BC5.png)
そもそも漢字に関しては日本語と同じだし、日記を中国語で書いて何かみにつくのかなあ?
疑問を持ちながらとりあえず先生の言われた通りに日記を書く勉強をはじめたところ
これはやり方によってはかなり中国語が上達するぞ!
と思いました。
なぜ日記が有効なのか?
日記を書くことで向上する能力が複数あるうえに、色々なプラスの効果があるからです!
具体的には
- 継続力がつく
- モチベーションアップ
- 自分の成長過程が目で見える
- 文章を組み立てる能力(構文)
- 会話能力
継続力がつく
日記という文字からもある通り
日記は毎日書きます
はじめは
- めんどくさいなあ
- 動画とかを見て勉強した方が楽しいかも
- 日記なんて書く時間ないよ
など色々思うと思います。(私がすべて思ったことです(笑))
でも日記を書き続けることで
- 毎日勉強する習慣がつく
- 毎日知らない単語を覚えられる
というメリットがあります。
私も日記を書く勉強をしてから中国語を勉強する習慣がみにつき
はじめは
- 中国語を書く作業
- 中国語を毎日勉強しなければならない
ということに抵抗や辛さがありましたが、毎日続けていくことで
抵抗や辛さが無くなっていきました。
誰でも始めてやることに関しては抵抗があったり、辛いという感情があると思います。
でも、それを毎日こなしていけば次第に
短時間で多くの文章を書くことができるようになりますし、
辛いという感情から今日は何を書こうかなあ?という前向きな姿勢に変わっていきます
是非試してみてください!
モチベーションアップ+成長過程が見える
日記を書いていくとわかるのですが
はじめは簡単な文章しか書けなかったものが続けていくとどんどん長い文章を書けるようになっていきます。
そして、日記という形に残すことで自分の成長過程を後から見れます。
私は、日記を書き続けたことで
- 自分はこんなに文章を書けるようになったという実感が得られる
- 成長していく自分が見えることで勉強のモチベーションが上がっていく
- あとから日記を見返すことで新たな発見ができる
というメリットがありました。
文章を組み立てる能力(構文)+会話能力が身につく
文章を組み立てる能力をみにつける
というのがライティングの勉強における醍醐味だと思います。
この能力を身につけることを目的としてライティングの勉強をする方も多いのではないでしょうか?
日記は一から自分で考えて考えたものを中国語にすることで
間違いなく
文章を組み立てる能力が身につきます
私は、文章を組み立てる能力はもちろんでしたが他にも身についた能力がありました。
それは、会話能力です。
![](https://xiaoguiblog.com/wp-content/uploads/2020/10/man_question-e1607924996318-150x150.png)
なんでライティングの勉強をして会話能力がみにつくの?
私もはじめは単なる日記をつけていて会話能力は身についてはいませんでした。
日記を書いていくうえで
日記を書いて会話能力も身につけられるのではないか
と考え始めて、日記を書く内容を変え始めてから
日記を書くことが会話能力の向上に役立つようになってきました。
次に私がおすすめする日記の勉強法をお伝えします。
会話能力を伸ばす日記勉強法
- 日記は自分が普段使う言葉を書く
- 日本語からまずは日記を書く
- 日記で書いたものを自分の言葉で要約する
- 日記で書いたものを添削してもらう
できれば4つともできたらいいですが、少なくとも上の3つができればOKです!
日記は自分が普段使う言葉を書く
自分が普段使う言葉を日記に書くことで
いつも自分が何を考えて何を話したいか
がわかります。
日記を書くと聞くと
今日はいい天気だった。
今日は3時間中国語を勉強した。
今日は会話の勉強をしてとても難しかった。
のような文章を想像してしまうかもしれません。
私も始めは簡単な文章を中国語で書いていました。
中国語を始めたばかりの方はこのような日記でもいいかもしれません。
でも慣れてきたら、
自分が普段使う言葉を日記に書いてみましょう
![](https://xiaoguiblog.com/wp-content/uploads/2020/10/businesswoman3_question-e1608259730519-150x150.png)
自分が普段使う言葉って具体的には?
例えば、中国語教室で勉強したことを日記に書こうとしたとき
今日は、王先生の中国語の授業があった。
王先生の授業では、「把」を使って文章を作るという勉強をした。
クラスメイトは直ぐに文章を作れたが、私は作れなかった。
「把」構文の勉強を復習していきたい。
という文章ではなく、
今日王先生の授業があって、
そのときに王先生が「「把」を使って文章を作ってみましょう」ていうお題が出た。
クラスメイトはスラスラ文章を作れたけど、自分は全然作れなくてすげー悔しかった。
もうちょっと「把」構文を勉強しなきゃ。
という日記を書いた方がより会話能力に繋がりやすくなります。
理由は明白です。
上の文章は文語体、下の文章は口語体だからです。
口語体の文章はあなたが普段から考える
思考
をそのまま書いていて、その文章はあなたが普段喋る言葉でもあるからです。
つまり、
日記ということを下手に意識せず、自分が普段から喋る言葉をそのまま書きましょう
ということです。
始めは日記ということを意識して文語体で書いてしまうかもしれませんが、意識して口語体で書いていくと段々と自分の言葉をそのまま書けるようになっていきます。
まずは日本語から日記を書く!
![](https://xiaoguiblog.com/wp-content/uploads/2020/10/businessman_question-e1608517427574-150x150.png)
中国語で考えて中国語で日記を書いた方がいいのではないでしょうか?
![諸葛亮先生](https://xiaoguiblog.com/wp-content/uploads/2020/09/77BF4E5B-EB5D-4F94-8727-E4F5788B5FA1-150x150.png)
あなたが日本人であれば日本語で始めに書いた方が語彙力が伸ばせますぞ!
あなたが日本人であれば、中国語より日本語の方がうまいはずです。
そして、あなたが頭の中で考えていることをスムーズにアウトプットするのには
自分の母国語
が断然早いし、語彙力が多いはずです。
これを母国語ではない中国語で考えて中国語で考えてしまうと、
限られた語彙力の中でしか日記が書けないことになります。
例えば、
![](https://xiaoguiblog.com/wp-content/uploads/2021/02/apron_man2-4think-e1612930465193-150x150.png)
今日は仕事が忙しくて全然中国語の勉強ができなかったなあ・・・
仕事をちゃちゃっと片して家に帰ってくればもっと勉強できたのになあ
明日はテキパキ仕事して早めに帰ろうっと
という内容を中国語の限られた語彙の中を日記に書こうとすると
今天工作很忙。我没学习中文。
(今日は仕事が忙しかった。私は中国語を勉強しなかった。)
明天我工作后马上回家学习中文。
(明日私は仕事の後すぐに家に帰って中国語を勉強する。)
というような簡単な文章しか作れなくなってしまいます。(実際の私の日記です・・・)
でも、日本語をベースに日記を書いたあと、中国語に訳そうとすると
![](https://xiaoguiblog.com/wp-content/uploads/2020/11/apron_man3-1question-e1606601815978-150x150.png)
「ちゃちゃっと」って何ていうんだ?
「ちょっとは勉強したんだけど勉強の量が足りなかった」ていうニュアンスはどう伝えたらいいんだろう?
「早めに仕事を片す」って何ていうんだろう?
という疑問が出てくるはずです。
この疑問を一つずつ調べて解消することで中国語の語彙がどんどん増えていきます。
そして、その調べた単語や言い回しは
あなたが普段から使う言葉
なので中国語で会話するときにもすぐに使えるようになるのです。
もしあなたが中国人にこの話の内容を伝える場合
あなたが本当に伝えたいのは日本語で考えた内容を中国語で伝えたいのではないでしょうか?
ですので、
あなたの思考を日本語で書き出して
それを中国語で言えるようになれば
中国語であなたの思考を伝えられるようになるというわけです。
私は中国人と会話するときには日本語ではなく中国語で考えるようにしていますが、
よく、頭の中で言いたいことが中国語で出てこないことがあります。
その時には自然と日本語で考えてしまい、そのあとから自分の言える語彙で中国語に変換して喋っています。
日記を書いて身についたものとしては、
1 頭の中で言いたいこと→中国語
2 日本語で考える→中国語に訳す
という作業の中で1から2へ移行する頻度がかなり減ったと思います。
自分でもはっきりとした理由はわかりませんが、おそらく日記を書くことで
思考→中国語
という作業を繰り返しているからだと思います。
中国語に訳した日記を要約する
自分の言葉を日記にしたら中国語に訳します。
このときにおそらく大半の方が辞書を使って調べたり、先生に添削してもらったりすると思います。
しかし、ここで終わってしまうとただの日中訳の練習にしかなりません。
会話の中で使うためにはこれを自分のものにしなければなりません。
自分の書いた日記をそのまますべて暗記するというのは大変だし、覚えられないと思います。
ですので、
もし書いた日記の内容を一言二言で中国人に伝えるならどう伝える?
ということを前提に書いた日記を要約してみてください。
例えば、先程の例をつかうと
今日は仕事が忙しくて全然中国語の勉強ができなかったなあ・・・
仕事をちゃちゃっと片して家に帰ってくればもっと勉強できたのになあ
明日はテキパキ仕事して早めに帰ろうっと
という内容を要約すると、
今日は仕事が忙しくて全然中国語の勉強ができなかったから、明日はテキパキ仕事を終わらせて中国語を勉強しよう!
という内容になると思います。
そして、要約した文章の中国語訳を作ってそれを暗記しましょう!
暗記した文章は
あなたが普段から話す言葉であり、
相手にわかりやすく伝える言葉であり、
実際に会話の中でもよく使う言葉
です。
まとめ
- 日記を書くことでメリットはたくさんある!
- 継続力がつく
- モチベーションアップ+成長を実感できる
- 文章を組み立てる能力+会話能力向上
- 日記の書き方
- 自分の普段から使う言葉で日記を書く(口語体)
- 書いた日記を要約して暗記=普段から使う言葉を中国語で言えるようになる
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