こういった質問や悩みを持っている方へ向けて
- 中国語の資格試験の種類・違い
- 試験を受ける能力と会話をする能力の違い
- 資格を取得してもしゃべれない理由
について紹介していきます!
中国語の資格試験の種類
中国語の資格試験は主に2つあります。
- HSK
- 中国語検定
ですね
まずどんな試験なのか紹介から
HSK
HSK は
この3つの構成からなっています。
1級・2級の試験には作文力を測る試験のパートはありません。
他にも口頭試験、会話力や表現力を試す試験
高級、中級、初級
があります。
HSK のレベル(級)は1から6までとなっており、6が1番レベルの高いものとなっています。
HSK は中国政府公認となっている中国が主体となって行われている試験になります。
詳しくはこちらから↓
中国語検定
中国語検定は
準4級から1級まであり、1級が1番高いレベルとなっています。
と構成が分かれています。
面接試験と呼ばれる2次試験は準1級からあります。
中国語検定は日本中国語検定協会が行なっている日本主体の試験となります。
詳しくはこちら↓
HSK と中国語検定どっち受ければいいの?
この2つは出題形式が違うため、どちらを受ければいいかは自分が必要な試験を受けるべきだと思います。
企業でこの資格を取れば補助がもらえるとか、学校から推薦されているのはこっちなど必要に応じて試験対策をするべきだと思います。
まとめると、
自分の目的に合ったものも受けましょう
ということになります。
HSKと中国語検定の違い
- HSK は国際性を重視して非漢字文化圏の学習者を対象とするもの。
- 中国語検定は漢字文化圏に親しんでいる日本人学習者を主たる対象とするもの。
試験を受ける際には参考にしてみてください。
主に留学を考えている方は
中国の大学や中国の学校では
HSK
が重要視されていると思います。
日本の企業や、独学で資格取得してみたいという方は
中国語検定
を私はおすすめしています。
ただし、どちらかだけを取得すればいいというものでもありませんし、
どちらも取得できるならどちらも取得したほうが
自分の財産になりますし、選択範囲も広がりますよね
試験ができる人は会話はできるのか!?
私の答えは 「別物です」 ですね
俺英検2級持ってるよ!すごいでしょ!
じゃあ、アメリカに行ってもアメリカ人と普通にコミュニケーションとれますね!
い、いや、そこまでは・・・・
という人いないですか?
これは会話ができることと試験ができることは別物であるという証拠だと思います。
英語検定3級までしか受かっていない人でも
英語圏の人と普通に会話できる人はたくさんいます。
要するに
会話をする能力は試験を受ける能力とは別に鍛えなければならないもの
ということです
ただし、上級の試験に受かっている方は会話ができるようになるのも早いと思います。
「別物です」という理由は2つ
- 脳内の中国語を外に出すまでのスピードが違う
- 文法や語順が間違っていても関係ない
試験では
んーと、これはあれだからこれだ!
と時間がありますが、
会話はおそらく1秒も考えていることはないでしょう。
昨日のテストどうだった?
(1秒後)
まあまあかな
(なんだ今の間は…)
本能寺の変って何年って書いた?
(1秒後)
1582年だよ
(何こいつ、テンポ悪いし変なやつだな)
って感じになると思います笑
考えるにしてもふつう
んーと、とか、えーと を言いますよね。
試験では語順や単語が間違っていたらアウトですが、会話ではほとんど関係ありません。
例えば
妈妈给我打电话的时候,她跟我说保证身体。
妈妈跟我打电话。保证身体 她说。
上が正しい文で下が厳密に言えば意味も違うし間違っている文でしょうが、どっちを言っても通じます。
どちらも
お母さんが私と電話をしているときに
お母さんが体に気をつけてね
という内容だった
という意味に変わりはありませんし、相手もそんなに気にしないと思います。
私の経験上の持論ですが、文法や単語の間違いを気にしてフリーズしたり、喋らないといくらたっても喋れるようにならないと思います。
かく言う私も最初の頃は気にして喋れない時期があったんですが、ある時
間違ってもいいや、だって初心者だもん!
と開き直ってどんどん喋るようにしていったら、自然と喋れるようになっていきました。
もちろんはじめは間違った発音や文章を言っていましたが、どんどん自分から話すうちに
- あ、ここ逆にした方が伝わるな
- 今喋ったけど自分でも何言ってるかわからないぞ?笑
- 中国人はこうやって言うのか_φ(・_・
など自分で直せるようになっていきます。
会話能力を伸ばすにはどうすればいい?
会話能力を伸ばすためのマインド設定
- 恥ずかしいという気持ちを捨てる
- 自分の語学レベルを気にしない
- 自分から喋ることを意識する
まずはこのマインドを持ってから会話練習に臨みましょう
私を含め日本人は特にこのマインドを持つこと自体勇気がいりますので、
これができなくて挫折してしまう人が多いです
イッテQの出川哲朗さんを見てください!
全然英語の知識はないですが、
アメリカ人と会話しています
これは、出川さんの人柄も大きく起因しているでしょうが、
出川さんのつたないと言える英語でも
「伝えよう!」
という気持ちが全身から伝わってきますよね
出川イングリッシュの特徴を私なりに分析してみると
- 相手が考える前に喋っている
- 英語ができるできないというプライドを出さない
- 全身を使って相手に伝えるなどの必死さを出す
- 自分がわかる単語しか使わない
出川さんは意識せずとも上記の3つをクリアしているのです!
出川さんがきっと英語を勉強したらすごいだろうなといつも思って楽しく見させていただいてます
考えるよりもまず行動ですな!
反射能力を鍛えよう
反射能力って何ですか?
いわゆるレスポンスタイムを短くする能力のことですな!
会話において大事なのが
キャッチボール
です
自然に会話できるかが大事ということですね
このキャッチボールが早くできないと
会話もスムーズにいきません
キャッチボールを早くするためには
反射能力を鍛えなければなりません
私はこれに気づくまでに2年かかってしまいました
反射能力ってどう鍛えるの?
私もそうでしたが、日本人の学習の仕方は
日本語→中国語
という作業を頭の中で無意識に順番に行ってしまいます
でも、語学を上達させる一番早い方法は
画像→言葉
です
考えてみてください
あなたが、日本語を覚えたての頃は
文字から文字を習ったでしょうか?
例えば
あいうえおの表を見て、「ゆきだるま」という言葉を覚えましたか?
違いますよね
きっと
⛄という絵を見て、親御さんが
「これはゆきだるまっていうんだよ」
と言われてその音から⛄=ゆきだるまという言葉を覚えてから
あいうえお表を見てゆきだるまという文字を覚えたはずです
これは大人になってからの勉強でも十分使えます
例えば
🦁→狮子
📱→手机
のように絵を見て中国語を言う練習をしてみましょう
決して
🦁→らいおん→狮子
📱→携帯電話→手机
という作業を頭でしないようにしてください
練習問題
🍞 📺 ⌚ 💻 🐭
どうだったでしょうか?
頭の中で日本語→中国語にしていませんか?
この作業をしている限りは反射能力は向上しません
画像を見てすぐに中国語を思い浮かべる練習をして
単語やフレーズを覚えていくと反射能力がどんどん向上しますよ
会話練習できる環境を作ろう
今は日本で中国語教室やオンラインで受講できる中国語講座がたくさんあります
また、インターネットの普及によってSNSなどでも中国人と交流できる機会は山ほどあります
まずは自分で中国語を話せる人を探すことが大切です
日本にいながら中国語を会話するには自分から行動しなければ
なかなか中国語を話す機会はないですよね
是非中国語を話す機会を増やして
資格を取得するだけでなく、会話もできる!
という自信をつけていきましょう!
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