という質問のある方へ向けて
中国語で「すみません」「ごめんなさい」の表現や使い方
例文を使ってどんな時に使うのか
をまとめてみました。
日本語では「すみません」という言葉は謝罪の意味だけではないですよね?
様々な場面で使い分けているはずです。
中国語でも日本語と同様に場面ごとに使い分けています。
不好意思(bùhǎoyìsi)
- 自分が本当に悪いとは思っていないが「すみません」と言うときに使う
- 相手に迷惑をかけてしまったとき
- 相手に手間を取らせてしまったとき
对不起(duìbùqǐ)对不起()
- 自分が悪いと感じたときに相手に謝罪するとき
- 正式に謝罪をする時
劳驾(láojià)
- 目上の人に使うとき
- 人に頼み事をするとき
- 道を開けてもらったりするときの言葉
借光(jièɡuānɡ)
- 人にちょっとした頼みごとをするとき
- 人にちょっとした配慮を求めたりするとき
抱歉(bàoqiàn)
- 相手に申し訳ないなと思ったとき
- 日本語の「恐縮です」の意味に近い
道歉(dàoqiàn)
- 日本語の詫びを入れるの意味に近い
- 遺憾の意を表すとき
こんなに種類があると使い分けが難しいな・・・
場面によってはどちらを使っても問題ない時がありますぞ
似ているものの違いを見てみましょう
对不起と抱歉の違い
对不起は正式な謝罪の言葉で、
抱歉は友人同士で使う際の言い方で对不起と比べると軽い
と説明しているものもありますが、
私が実際に中国人と会話をして、個人的な感想としては
- 对不起は自分の非を認めて相手に謝罪しているとき
- 抱歉は自分のミスを反省して謝罪するとき
に使っている気がします。
抱歉と道歉の違い
抱という字からもあるように
- 抱歉は、自分の感覚ややり方が間違っていて、自分への反省の意があって謝るとき
- 道歉は、自分の行為が間違っていたと認めて、相手に迷惑をかけてしまって許しを請いたいとき
に使っている感想です。
すみません ごめんなさいの使い方
おいおい!こんな表現が一杯あっちゃ俺様は使い分けられないぞ!
張飛殿でも簡単に使い分けられる方法を教えましょう!
謝罪の意の強さ順(相手に謝罪するとき)
对不起>道歉>抱歉>不好意思
あくまで目安です!個人的な体感です。
中国人の始末書などを見たことがありますが
不好意思を使っている人はあまり見たことがないです。
抱歉や对不起の頻度は高いですね。
日本語でいうところの「誠に申し訳ありませんでした。」は、
真对不起
と使っている人が多い印象です。
何かをお願いする前に言うすみません
劳驾 不好意思
英語でいう所の[excuse me]にあたりますね。
日本語なら
- 悪いんだけどさ~してほしいんだけど
- 申し訳ないんだけど~してくれない?
- ちょっとすみません、○○へはどうやっていけばいいですか?
- すみません、写真撮ってもらえませんか?
という場面に使います。
「謝る」というより、「お願いする」前に使うというイメージですね
道を通りたいとき(譲ってほしいとき)
借光 劳驾
中国の地下鉄でよく聞きました。
中国の電車で駅を降りる場合には、
電車が止まる前にドアの前に立っていないと降りられないので
席を立ってドアの前にいる人に向けていう場合が多いです。
道をふさいでいる人たちに対しても使っているのを見たことがあります。
- 道をあけて!
- 通りたいんですけど!
- 譲ってください!
と言いたいときの「すみません!」ですね。
その他の「すみません」
不好意思
謝罪・お願い・道を開けてほしい以外で使う「すみません」は、
ほとんどが不好意思でなんとかなります。
私が使っている具体的な場面で言うと
不好意思,请再解释好吗?
ごめんなさい、もう一回説明してもらえますか?
不好意思,我没听清楚。
すみません、はっきり聞こえませんでした。
不好意思,我不明白你说的意思。
申し訳ないけど、あなたの言っている意味がわからない。
不好意思,请告诉我你的名字。
すみません、あなたのお名前を教えてください。
などがあります。
「お願い」するときとほとんど使い方は一緒かもしれません。
日本人はいつでも謝っていますね!
と言われるように日本人は文章の前に
「すみません」
を入れがちです。
このため私が使うときも自然と不好意思をつけて喋っていることが多いです
要するに
何か言う前につける「すみません」は
不好意思を使えば問題ありません。
英語との比較
对不起=I’m sorry
不好意思=would be rude
劳驾=excuse me
借光=excuse me
抱歉=be feel sorry
道歉=apologize
なーるほどな!何となくわかった!
けど、その都度使い分けるのもめんどくさいな
そうですね、
毎回この場面はこれ、この場面はこれと考えていたらきりがないと思うので
自分の型を決めておくのがいいと思いますよ
すみませんの言い方を間違ったからと言って
「ここはそういう言い方じゃないだろ!」
と言われることはないと思います。
あくまで上記の使い方は参考程度にしてほしいと思います。
中国人と会話をして、その中で自分の中の型ができてくると思いますので
まずは中国人と会話をして慣れることが一番だと思います。
会話をした経験値がたまってくると
自然と自分の中のパターンや言い方の「型」のようなものが出来上がってきます
まずは中国人とたくさん会話することから始めましょう!
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